惜別の白鳥号

 
2001年3月3日ダイヤ改正により、日本海縦貫線の昼行超長距離特急[白鳥号]が40年もの歴史に幕を下ろし、レール上から姿を消してしまいました。
このページでは[白鳥号]及び同時に消えてしまった[新潟雷鳥]にスポットを当て引退までの約1ヶ月間の写真を集めてみました。

2001年1月29日 上り白鳥号
敦賀経由で大阪まで行く出張となったため “あえて”(笑)白鳥号を選択。
しかしながらこの日の白鳥号、秋田駅にて雪落としのため約1時間の遅れを生じ、長岡発車も敦賀到着も約1時間の遅れはそのまま。その後も遅れはそのまま大阪まで続いたということです。
なお断定は出来ませんが先頭車がクハ481-228(電気釜)の[A-03]編成のようです。

2001年1月31日 上り白鳥号
上に書いた経由地の敦賀から大阪への出張延伸も”あえて”(笑)白鳥号を選択。
敦賀駅では時間的に余裕がなくこれから乗る先頭車のみの撮影となりましたが、大阪に着いてからは編成全部を撮らせていただきました。
この日の白鳥号の編成は先頭車にクハ481-121(ボンネット)を用いる[A-04]編成でした。

2001年2月10日 上り白鳥号
新潟市に買い物に出かけた折、新潟駅にて上り白鳥号を捉えました。この日の編成はクハ481-106を先頭車両とする[A-09](ボンネット)でした。

2001年2月13日 上り/下り白鳥号
写真撮影場所は長岡~柏崎間の某所です。詳しく書くと人気が集中してしまいますので、秘密にしておきます。(^^;
でも、最高の部類に入る絶好の撮影ポイントですよね…と共に白鳥号はやっぱり雪をバックにするのが最も美しい。

2001年2月17日 下り白鳥号
撮影場所は旧・越後三国踏切。宮内駅を長岡方向に出てひとつめの…大昔は国道と交差する踏切でしたが現在は跨線橋になっているところです。
スライドショー前半に見える跨線橋は宮内駅、後半で真っ直ぐな通りが見えますがこれが大昔にこの踏切を渡っていた旧国道17号線(三国街道)です。

旧・越後三国踏切を通過する下り白鳥号

2001年3月2日 上り/下り白鳥号
そして遂にこの日が来てしまいました。長岡は概ね青森大阪の中間にありますので上り下りが頃合い良い時間差で離合するような位置にあります。
そこで、上り(大阪行き)を前段に上げた私の一番のお気にスポットで、下りを長岡駅で迎えることとしました。

2001年3月2日 下り白鳥号
本当に最後です。見納めで取り収め。もう二度とその姿を見ることは出来ない白鳥号を長岡駅で迎えました。

おまけ:2001年2月13日 下り雷鳥号/2001年3月2日 下り雷鳥号/
白鳥だけでなく、(俗称)新潟雷鳥も2001/03/02で姿を消してしまいます。写真はいずれも信濃川陸橋付近からの撮影です。

雷鳥(サンダーバード含む)ファンの方には申し訳ないんですが、昭和生まれの長岡人としては長岡を走る特急というのは[とき] [いなほ] [はくたか] [白鳥]なんです。
しかしながら[とき]は上越新幹線と共に消え、[はくたか]長岡とは縁切れし、[いなほ]も同様に北上…。だからこそ[白鳥]は私からすれば最初にして最期の特急。
そんなわけで、同日に消える両者であっても[白鳥]には格別の思い入れがあります。
そしてそのさよなら運行に立ち会えたのは、おそらく永遠に私の心の歴史に刻まれることとなるでしょう。長い間お疲れ様でした。