9月 8 2024
青春18きっぷの旅 2024 最終日5日目は高松からスタート。今日のメインイベントは源平合戦古戦場であった屋島…登山。事前にYAMAPで調べたり現地の観光案内に問い合わせたりしたところ遍路道と言いつつも獣道であったりイノシシも集団で頻繁に出没するデンジャラスゾーンとのこと。明日からまた会社だってのに無事に帰ってこれるのかどうなのか…。それでは本編スタートは以下の ↓続く↓ をタップ
少しでも活動時間を長くしたいので高松から屋島は琴電始発ではなくJR始発を選び 5:39発 徳島行き 305D 1500系5次車に乗車。屋島駅に降りたあとは真正面の屋島の麓にある旧屋島ケーブル屋島登山口駅へ。屋島ケーブルは1929年(昭和4年)4月に開業し2004年(平成16年)に営業休止となった後、2005年(平成17年)10月に廃止となりましたが、2005年10月15日の営業運転最終日の試運転時に電気系トラブルから交送式(つるべ式)の辨慶号/義経号が互いに駅から僅かな距離で『立ち往生』。さよなら運転を敢行することなくそのまま留置され2013年に滑落懸念から2台とも登山口駅に降ろされた後、2016年に登山口駅跡に公民館(新馬場会堂)を新築する際に従前は白地に赤いラインだった車体を現在のグリーン防錆塗装に塗り替えられましたが…やっつけに外から塗ったようで2台の間はオリジナルの白塗装が残っているみたいです。
このあと山麓沿いに大宮八幡宮脇から上がる(ポピュラーな)遍路道から屋島寺を目指そうとしたのですが…登り斜度21%は老体にはとてもきついのでこういうこともあろうかと事前に調べておいた潟元駅至近の屋島タクシーへ方向転換しタクシーで山頂へ。(笑)
屋島寺は先ほど断念した遍路道から登ってくると仁王門-四天門-本堂へと本来の参詣順路になりますが、山上駐車場から来ると東門から入ります。東門や四天門から入ると鐘楼を囲むように伽藍が配置され巡りやすくなってますね…と霊場巡りが目的ではないので血の池を通って国際観光旅館「甚五郎」の廃墟へ。ここは1960年(昭和35年)開業の屋島で最も大きかったホテルでしたが2002年(平成14年)に廃業の後、館内には営業当時の物品がほぼ全てそのままの形で今日まだ放置された状態になっています。甚五郎前の道路をさらに歩いて行くと甚五郎前よりもう少し大きい休憩所付きの展望台がありますが両者とも八栗山や檀ノ浦が良く見えますね。※(源平最後の戦いの下関の壇ノ浦と同じ「だんのうら」ですが屋島のは檀ノ浦=木偏、下関のは壇ノ浦=土偏の違いがあります…源平合戦のトリビアです(笑))そしてさらに歩いて行くと旧屋島ケーブル山上駅…の廃墟に突き当たります。登山口駅にはホームと車体があっても駅舎はなくなりましたがこちらは駅舎が当時のまま残ってますね。周囲のお土産屋さんだっただろう建物もそのままです。ちなみにこの旧駅前エリアのトイレだけは現在も維持管理され使用可能なアクティブ状態になってます。最後に屋島城の旧城門跡(復元)を見学した後、さぁて檀ノ浦に向けて旧遍路道を駆け下りますか。(笑)
甚五郎と展望台の中間くらいにお地蔵さんや道しるべでそれと解る八栗寺への遍路道がありますがこちらは古道とか旧道と呼ばれているように余りポピュラーなものではなく全踏破とか史実に忠実に…な人以外は使わないそうでイノシシも多数生息していて一言で言って「準備のない人には危険」な道です。上のスライドショー最後(18/18)のようにYAMAPなどの山岳地図とGPS、それとイノシシ他野生への対策必須ですね。私はと言うと、この獣道を「ハイっハイっ!」「ワン!ツー!」等とかけ声を対イノシシの警音代わりにほぼ駆け下りてきました。(笑)舗装路となり対イノシシ柵も見えようやく危険地帯を脱したあとのお地蔵さんには本当に感謝の気持ちで手を合わせてしまいました。人家エリア(檀ノ浦地区)に降りてきたあとは安徳天皇社~那須与一~義経の弓流とベタに源平合戦ゆかりの史跡を見学し琴電八栗駅へ。あとは帰途を残すのみ。
琴電八栗駅から 9:27発 瓦町行き乗車、600型ってなんか小さく感じるよね。このあと瓦町で 9:53発 高松築港行きに乗り継いで…まだ時間があるので最後の仕上げと高松駅前のうどん屋「めんくいや」へ。2024香川うどん名店ランキング4位とのことで確かに麺も出汁も申し分なかったけど大根おろしがちょっと甘い気がしたのは日頃食いつけてるおろし蕎麦の辛み大根のイメージがあったからかな?ともあれ余裕を持ってJR高松駅へ。ホームでは先発のマリンライナー24号と松山行き特急いしづち7号が並びで待機中。私の乗るマリンライナー26号は定刻通り 11:10発…のあと景色を楽しむまでもなく山歩きの疲れが一気に出てきたのかうとうと…岡山発 12:13 相生行き 1314Mからの相生発 13:21 姫路行きも半ば夢遊病状態で…ここで痛恨のミス!本来は13:40に姫路に着いたあと14:12の湖西線新快速敦賀行きor14:27の琵琶湖線新快速敦賀行きに乗れば「まねき」のたこ焼き入りえきそばが食えるな…なんて思っていたのが何を血迷ったか姫路に着いたあとすぐの13:42発野洲行き 3474Mに乗ってしまい「あれっ?」と気付いて加古川で降りたものの姫路に引き返したら 湖西線14:12はおろか琵琶湖線14:27さえ危ないので仕方なくこのまま加古川で本来の姫路発 14:12からの加古川発 14:22の湖西線新快速 3478Mを待ち乗車。先頭4両以降の姫路方は近江今津で切り離され姫路(もしくは網干)へ戻るので先頭2両目の位置で待っている…ことは思いつくのに何で姫路で先々発に乗っちゃったんだろ?そうこうして 17:21定刻通り敦賀着。今夏の青春18きっぷを使い切り敦賀からは再び 北陸3県2Daysパス利用。敦賀を 17:40発の芦原温泉行き 1257Mで出た後は福井駅の今庄そばで…リベンジにならんなぁ…これ。(笑)そして福井発 19:12 金沢行き 353Mに乗車して20:30金沢着。
毎年毎回、台風や何らかのトラブルで行程変更を余儀なくされたことはあるけど「乗り間違い」は初めてのミスだな。何十年の乗車経験でも初めてかも知れない…けどそれすら笑い話になるくらい今夏の青春18きっぷの旅はPart 1も 2もとても有意義で楽しいものでした。多摩自慢また行きたい。高松だけでなく坂出も琴平も含めて讃岐うどんの旅もっとしたい。
と言うことでいずれまた。
By najirane • アプリ, 日記, 歴史, 鉄道, 食べ物 0 • Tags: IRいしかわ, JR西日本, ハピラインふくい, 予讃線, 土讃線, 屋島, 屋島ケーブル, 屋島の戦い, 屋島寺, 檀ノ浦, 源平合戦, 甚五郎, 福井, 讃岐うどん, 遍路道, 那須与一, 金沢, 青春18きっぷ, 高徳線, 高松
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9月 8 2024
2024 夏の青春18切符の旅 その5 高松→金沢
青春18きっぷの旅 2024 最終日5日目は高松からスタート。
今日のメインイベントは源平合戦古戦場であった屋島…登山。
事前にYAMAPで調べたり現地の観光案内に問い合わせたりしたところ遍路道と言いつつも獣道であったりイノシシも集団で頻繁に出没するデンジャラスゾーンとのこと。
明日からまた会社だってのに無事に帰ってこれるのかどうなのか…。
それでは本編スタートは以下の ↓続く↓ をタップ
少しでも活動時間を長くしたいので高松から屋島は琴電始発ではなくJR始発を選び 5:39発 徳島行き 305D 1500系5次車に乗車。屋島駅に降りたあとは真正面の屋島の麓にある旧屋島ケーブル屋島登山口駅へ。
屋島ケーブルは1929年(昭和4年)4月に開業し2004年(平成16年)に営業休止となった後、2005年(平成17年)10月に廃止となりましたが、2005年10月15日の営業運転最終日の試運転時に電気系トラブルから交送式(つるべ式)の辨慶号/義経号が互いに駅から僅かな距離で『立ち往生』。さよなら運転を敢行することなくそのまま留置され2013年に滑落懸念から2台とも登山口駅に降ろされた後、2016年に登山口駅跡に公民館(新馬場会堂)を新築する際に従前は白地に赤いラインだった車体を現在のグリーン防錆塗装に塗り替えられましたが…やっつけに外から塗ったようで2台の間はオリジナルの白塗装が残っているみたいです。
このあと山麓沿いに大宮八幡宮脇から上がる(ポピュラーな)遍路道から屋島寺を目指そうとしたのですが…登り斜度21%は老体にはとてもきついのでこういうこともあろうかと事前に調べておいた潟元駅至近の屋島タクシーへ方向転換しタクシーで山頂へ。(笑)
屋島寺は先ほど断念した遍路道から登ってくると仁王門-四天門-本堂へと本来の参詣順路になりますが、山上駐車場から来ると東門から入ります。
東門や四天門から入ると鐘楼を囲むように伽藍が配置され巡りやすくなってますね…と霊場巡りが目的ではないので血の池を通って国際観光旅館「甚五郎」の廃墟へ。ここは1960年(昭和35年)開業の屋島で最も大きかったホテルでしたが2002年(平成14年)に廃業の後、館内には営業当時の物品がほぼ全てそのままの形で今日まだ放置された状態になっています。
甚五郎前の道路をさらに歩いて行くと甚五郎前よりもう少し大きい休憩所付きの展望台がありますが両者とも八栗山や檀ノ浦が良く見えますね。
※(源平最後の戦いの下関の壇ノ浦と同じ「だんのうら」ですが屋島のは檀ノ浦=木偏、下関のは壇ノ浦=土偏の違いがあります…源平合戦のトリビアです(笑))
そしてさらに歩いて行くと旧屋島ケーブル山上駅…の廃墟に突き当たります。
登山口駅にはホームと車体があっても駅舎はなくなりましたがこちらは駅舎が当時のまま残ってますね。周囲のお土産屋さんだっただろう建物もそのままです。ちなみにこの旧駅前エリアのトイレだけは現在も維持管理され使用可能なアクティブ状態になってます。
最後に屋島城の旧城門跡(復元)を見学した後、さぁて檀ノ浦に向けて旧遍路道を駆け下りますか。(笑)
甚五郎と展望台の中間くらいにお地蔵さんや道しるべでそれと解る八栗寺への遍路道がありますがこちらは古道とか旧道と呼ばれているように余りポピュラーなものではなく全踏破とか史実に忠実に…な人以外は使わないそうでイノシシも多数生息していて一言で言って「準備のない人には危険」な道です。
上のスライドショー最後(18/18)のようにYAMAPなどの山岳地図とGPS、それとイノシシ他野生への対策必須ですね。
私はと言うと、この獣道を「ハイっハイっ!」「ワン!ツー!」等とかけ声を対イノシシの警音代わりにほぼ駆け下りてきました。(笑)
舗装路となり対イノシシ柵も見えようやく危険地帯を脱したあとのお地蔵さんには本当に感謝の気持ちで手を合わせてしまいました。
人家エリア(檀ノ浦地区)に降りてきたあとは安徳天皇社~那須与一~義経の弓流とベタに源平合戦ゆかりの史跡を見学し琴電八栗駅へ。
あとは帰途を残すのみ。
琴電八栗駅から 9:27発 瓦町行き乗車、600型ってなんか小さく感じるよね。このあと瓦町で 9:53発 高松築港行きに乗り継いで…まだ時間があるので最後の仕上げと高松駅前のうどん屋「めんくいや」へ。2024香川うどん名店ランキング4位とのことで確かに麺も出汁も申し分なかったけど大根おろしがちょっと甘い気がしたのは日頃食いつけてるおろし蕎麦の辛み大根のイメージがあったからかな?
ともあれ余裕を持ってJR高松駅へ。ホームでは先発のマリンライナー24号と松山行き特急いしづち7号が並びで待機中。
私の乗るマリンライナー26号は定刻通り 11:10発…のあと景色を楽しむまでもなく山歩きの疲れが一気に出てきたのかうとうと…
岡山発 12:13 相生行き 1314Mからの相生発 13:21 姫路行きも半ば夢遊病状態で…ここで痛恨のミス!
本来は13:40に姫路に着いたあと14:12の湖西線新快速敦賀行きor14:27の琵琶湖線新快速敦賀行きに乗れば「まねき」のたこ焼き入りえきそばが食えるな…なんて思っていたのが何を血迷ったか姫路に着いたあとすぐの13:42発野洲行き 3474Mに乗ってしまい「あれっ?」と気付いて加古川で降りたものの姫路に引き返したら 湖西線14:12はおろか琵琶湖線14:27さえ危ないので仕方なくこのまま加古川で本来の姫路発 14:12からの加古川発 14:22の湖西線新快速 3478Mを待ち乗車。先頭4両以降の姫路方は近江今津で切り離され姫路(もしくは網干)へ戻るので先頭2両目の位置で待っている…ことは思いつくのに何で姫路で先々発に乗っちゃったんだろ?
そうこうして 17:21定刻通り敦賀着。今夏の青春18きっぷを使い切り敦賀からは再び 北陸3県2Daysパス利用。
敦賀を 17:40発の芦原温泉行き 1257Mで出た後は福井駅の今庄そばで…リベンジにならんなぁ…これ。(笑)
そして福井発 19:12 金沢行き 353Mに乗車して20:30金沢着。
毎年毎回、台風や何らかのトラブルで行程変更を余儀なくされたことはあるけど「乗り間違い」は初めてのミスだな。
何十年の乗車経験でも初めてかも知れない…けどそれすら笑い話になるくらい今夏の青春18きっぷの旅はPart 1も 2も
とても有意義で楽しいものでした。多摩自慢また行きたい。高松だけでなく坂出も琴平も含めて讃岐うどんの旅もっとしたい。
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